レッスン室で高品質の録音を
教室では「動画コンサート」も浸透してきていて、これはウィズコロナの副産物だなぁと感じています。
ではせっかくならば「音のクオリティを上げよう!」と思ってしまう、少々機械好きの私。レッスン室→レコーディングルーム化計画を地味に進めています。
昨年からはコンクールも動画審査的なものも増えています。
コロナが落ち着けば、もちろんステージ審査が戻ってくるでしょうが、それでもホールや演奏できる場所が少なくなった今、一つの方法として録画は良い方法かなとも思います。
コンデンサーマイクはここで、RODE NT5 Stereo Matched Pairを新たに投入。
これをオンマイクに、ZOOM H6をオフマイクに使うセッティングで、ベーゼンドルファーで録音を試みました。
NT5は硬めの音との評価があり実は躊躇していたのですが、私の柔らかいベーゼンドルファーの音も、録音では時として高音の輪郭がぼやけてしまう傾向にあったので、コントラストをつけるために思いきって導入してみましたが…
結果、成功。
輪郭がはっきりしつつ、ふくよかさも残すことが出来ました。
半日ほどかけてあれやこれやと録音テスト。
しかしマイクはセッティングによってここまで音質が変えられるものかと、ちょっと驚いています。置き方によってはベーゼンドルファーの特性が、そのままホールのリバーブのように再現できる時もあり。
しばらくは、このセッティングを深めていく事になりそうです。