トットちゃん、終わりました

ずいぶんと時間が経ってしまいましたが、

お伝えしていました朗読とピアノ一台(ソロ&連弾)」でお送りする

音楽劇「窓ぎわのトットちゃん」

無事終了しました。

 

当日はなんと、

ほぼ満員と言っても良いほどのお客様に、

出演者もスタッフも大感激!

酷暑の中、足をお運びくださり

本当に本当に、ありがとうございました。

 

私自身、久しぶりのステージ。

しかもほぼ全部の曲を、連弾で演奏するのは

きっと初めてではないかと思います。

 

連弾は、教室の発表会ではかならず弾いていますし、

何となく分かったつもりで弾いていたように思いますが

 

新しい発見の宝庫でした。

 

 

 

まず体の使い方がまるで違っていたと言う事。

 

プリモ(高音側)に座るのと、セコンド(低音側)に座るのでは

重心の使い方など、ずいぶんとちがってくるのです。

考えもしなかった自分の体のクセなども気がつくことに。

私は、生徒さんの伴奏(セコンド)にまわる事がほとんどのため、

プリモ側に座ると、微妙に腰が落ち着かないのでした。

(身体の左右差ですね)

 

 

 

股関節を柔らかくしたり、肘の使い方を変えてみたり、

いつもと違う体制作りを研究です。

 

 

 

それから、音色

ヒトの声質がそれぞれ違うのと同じく、

ピアノの音色も、人それぞれカラーがあります。

 

もちろん、曲によって音色を変化させるのは当然なわけで、

目標はひとつの「表現」たとえば「歌う」箇所を作りあげていくのにも、

おたがいの音色や打鍵スピードだったりをよく観察しつつ、

アンサンブルしていかねばならない。

 

 

ピアノ弾きは、他楽器とあわせる経験は多々ありますが、

ひとつの楽器の音からスタートし、

いくつもの音色を作っていく。

その難しさ、奥深さを、あらためて面白く感じたのでした。

 

 

 

お相手は素晴らしいピアニストさん。

合わせのたびに、いちいち確認はしなくても

「そうきたか!」

「その手があるか!」の連続で、

とても楽しい時間となりました

 

 

また、音楽劇と言う性質上、

普通に演奏するのだけではなく

「演じる音」として表現する。

 

これもミュージカルを経験していた自分にとって、

久しぶりに楽しく弾かせていただく場となりました。

 

 

 

 

ナレーション手塚さんの、

語りだけではない、もう「女優」と化した姿は、

最後の最後まで、お客様を惹きつけて離さなかったのは

言うまでもありません。

 

 

 

12月からは映画にもなると言う「トットちゃん」

 

予告編を観ると、アニメも素敵なようですが、

ピアノ一台でお送りする「トットちゃん」も

ひと味ちがって、良いものですよ。

 

またどこかでお会いできると良いなぁと思っています。

 

トットちゃん演奏の模様